社長メッセージ

当社は、セラミックス・電子材料・化成品・樹脂・金属等の工業原材料を扱う「専門複合商社」です。専門商社とも、総合商社とも違う、両者の長所を兼ね備えた新しい商社スタイルを目指しています。メーカーに匹敵する専門性、ビジネスの拡張性(新規提案)と柔軟性が強みです。
当社の創業は古く、1876年の明治維新の頃に遡ります。

その当時開国によって始まった貿易では、海外への支払いに用いる日本製の純金・純銀に対し、日本に支払われる海外製の銀は純度の低い粗悪なものであった為、不平等な交換比率となっていました。
その結果日本の金銀が大量に海外へ流出し続けていたのです。

そこでその富を取り戻し、日本の経済力を向上させたいと強い思いを抱いたのが森村兄弟でした。2人は、福沢諭吉の強い勧めにより、国際貿易のパイオニアとして輸出貿易を始めることで日本の富を取り戻し、この日本をフロンティアスピリットが溢れる強い国にしたいという大志を持って、森村組を設立しました。それが、森村商事の前身です。

その後、2人の情熱に共感し集まった創業メンバー達は、自分たちで作ったものを輸出したい、という強い思いから試行錯誤の結果、白色磁器の技術を確立し事業として生産が開始され、輸出貿易拡大に結び付けました。
その後この事業を日本陶器(現ノリタケカンパニーリミテド)として独立会社としたほか、確立させた陶器の生産技術を活かしてTOTO、日本ガイシ、日本特殊陶業といったメーカーが設立されました。これら企業はいまや、日本のみならず世界最大規模のセラミック企業集団を築き、世界経済の発展と豊かな暮らしに貢献しています。

森村商事が欲しい人材は、明るく、何事にもアグレッシブで行動的であり、フロンティア精神を持ち、新鮮な感覚を兼ね備えた学生です。我々は、140余年の歴史に安住しようとは全く思っておらず、その意味でゼロからスタートした初代森村ブラザーズの2人に通じる熱意、気概をもった人を求めており、一緒に働いて欲しいと考えています。
失敗を怖れて消極的になるよりは「とにかくやってみよう!」と行動できる人が、より森村にふさわしい人材と考えます。失敗は将来の成功の糧です。そこから多くを学び経験を積み、単なる歯車としてではなく、個々の努力による成長によって、多くの活躍の場が与えられるのが当社の強みです。

森村は規模からいえば大企業ではありませんが、業界の「小さな巨人」であると自負しています。
140年はまだまだ通過点であり、次の150年、200年に向かって一緒に新しい時代を切り開いていきましょう。

森村商事株式会社
代表取締役社長
森村 裕介

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